法人紹介

理事長挨拶 「私たちは、変わらないために変わり続ける」

 

NPO法人ピアネット北の前身は、1998年に東京都北区で障害者計画が策定される際に誕生した市民団体「みんなでつくろう北区障害者計画実行委員会(以下、実行委員会)」です。実行委員会に集まった一人ひとりの手には、たとえ重度の障害があっても北区を住みやすい街にしたい!という熱い「思い」がしっかりと握られていました。この思いを北区において実践的かつ継続的に展開するため、実行委員会を発展的に解消し、2002年10月に「NPO法人ピアネット北」として生まれ変わりました。もちろん、実行委員会時代から大切にしてきた「どんなに重い障害があっても、住み慣れた北区で生活を続ける」という目的を忘れてはいません。

2003年には、北区より障害者地域自立生活支援事業を受託し、「北区障害者地域自立生活支援室」を開所、同年に福祉人材育成事業と、バリアフリー旅行促進事業をスタートさせ、2006年には重度身体障害者グループホームやじろべえと、療育相談事業あこの会を開所させました。さらに2015年には、絵画工房たゆたうをスタートさせ、余暇の支援を本格的に始めました。こうして私たちは、「ないものは自分達の手で!」を合言葉に、障害のある方々やその家族の思いを形にしてきました。

この度、私たちに課せられた社会的使命を改めて問い直しました。そこで気づかされたのは、「ピアネット北は、変わらないために変わり続けなければいけない」ということです。私たちはなぜ、NPOとして活動を続けるのか? その答えは先述した通り、障害者の地域での暮らしを支え続けるという目的の実現です。私たちは「ないものは自分達の手で!」という思いを大切にしながら事業展開をしてきました。つまりピアネット北は、発足当初からの目的を変えていないからこそ、常に新たな目標を掲げ、それを自分たちの手で形にしながら、変わり続けなければならないのです。ピアネット北は、自らに課した社会的使命を全うできる組織へと、これからも止まらぬ成長を続けていきたいと思っています。

NPO法人ピアネット北
理事長 井上良子
法人事務局
〒114-0023 東京都北区豊島5-5-5-612
☎03-3913-9308(兼FAX)ピアネット北